その前に…

当日のメニューを紹介します。

      

 開会前の林さんのご挨拶の中で、米鶴の酒を味わうにあたり、「是非、肉料理に併せて飲んで頂きたい。」との事。
特に、牛タンを御薦めでした。
今回は、あいにく牛タンは有りませんでしたが、焼き鳥、すき焼きの肉料理と刺身の盛り合わせが用意されました。(この後、お寿司が出たのですが、スペース的に割愛させてもらいました。)


それではお酒の紹介をさせて頂きます。

@大吟醸  巨匠 

これは、鑑評会に出品している酒と同じ物です。
年間300本の限定生産だそうです。
大変出来の良い酒ですね。
上品な香り、舌にとろけるような味。
今回の、例会でも大変評判が良かったです。
本当にうまい酒です。(H)

明らかに格が違う味がしました〜!香り、味、旨みの全てで深みが増しています。全体のバランスも絶妙で美味しいの一言しか出ません。
おつまみなど必要なくまさに味わうためのお酒だと思います。(S)

A純米大吟醸  自然流

じねんりゅうと読みます。
純米にしては、軽い口当たり。(H)

とても香り高いです。そしてほんの少しだけ辛口。
香りが強いのでおつまみ選びは少々気を遣わないといけないかも。(S)

B吟醸  盗み吟醸  

大変軽い口当たり。まさに、水の様に飲めるお酒です。(H)

香りは、亀の尾とまほろばと同じくらい。少しだけ辛口。
味付けが濃い目のお肉料理と一緒に飲むとどちらの旨みも倍増する
感じで絶品でした。(S)

C純米吟醸 ベートーベン物語

ベートーベンの曲を聞かせて醸造した酒とか。
上の物と比べると、純米の腰が利いたこくの有る味。(H)

まほろばとF−1の丁度中間的な味。
こちらもやはりお酒好きの方にはたまらない味だと思います。(S)

D大吟醸 F1

ホンダのF1参戦(第1次)を記念して造られた酒。
本田宗一郎さんにも、送られたそうです。
この酒は今までの物と違い、一寸ひねた感じがしました。
少し、癖の有る感じでしょうか。(H)

香りが今までのお酒と違って独特に感じました。利き酒初心者の私にとっては少々クセがある・・・という感じでしょうか。飲んだ後もこの香りが残ります。おそらくベテランのお酒好きの方にはたまらない味、ではないかと。(S)

E大吟醸 F1 10年古酒

大吟醸F1を、10年間寝かせた物。
今回特別出品で、社内の誰もまだ飲んだ事がないと言う貴重な酒です。

さすがに、秘蔵の酒だけ有って素晴らしい出来です。
古酒なのに、全然ひねてないのには驚きました。
大変味わい深い酒です。
舌触りも甘く、今回の出品の者の中では一番ではないかと思いました。(H)

同じお酒でも10年寝かせるとこんなに味が変わるものなのかと思いました。
深みが増していて、口当たりがとても滑らかになっています。だけど、どっしりとした
存在感のある味わい。上手く書けませんが私にとっては今回一番美味しいお酒でした。(S)

F純米吟醸まほろば

「出羽サンサン」と言う地元米を使用。これは、美山錦を改良した物だそうです。
軽い口当たり。舌触りは、辛い感じ。(H)

亀の尾に比べて、やや辛口。香りも良いです。さらさら度は一番に
感じました。非常にすっきりとしていて飲みやすいのでどんな食事にも
合うのではないかと思いました。(S)

G純米亀の尾

まず、最初に「亀の尾」と言うお米について説明します。


 「亀の尾は明治26年に山形県余目町の民間育種家、阿部亀治氏が冷害に強い「冷立稲(ひえだちいね)」という早稲種の中から発見。
以来大正から昭和初期に広く東北から新潟にかけて酒米としてだけでなく飯米としても人気を博す。
交配種としても利用されており現在の有名品種(コシヒカリ、ササニシキなど)のほとんどは亀の尾を先祖としている。
その後ほとんど栽培されなくなったが昭和50年代後半から酒米として栽培されるようになり現在17社ほどが亀の尾を使用した清酒を醸している。亀の尾の変種から生まれたのが「亀粋」である。(資料: 米鶴酒造提供)


柔らかい口当たり。香りは高め。
生酒のような味。舌に残る感じ。(H)

さらっとしていてとても飲みやすいです。香りもフルーティーな良い
香り、口に含むとほのかな甘みを感じますが後味に残ることはなく
すっきりとした味わいです。(S)

 

以上、私と瀬川さんの感想を書きました。

どうでしょうか。皆さんにうまく伝わったでしょうか。
皆さんも、米鶴さんのお酒を味わう機会があれば、是非、ご意見を聞かせ下さい。

今回のレポートにあたり、お話を聞かせて頂いた林さん、資料提供してくださった富岡さん、ありがとうございました。

 

 

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