YAMAHA YTS-62

 

 

 


 このコーナーを書くのも随分久しぶりになります。僕もようやく3本目にして国産のサックスを手に入れることが出来ました。

例によって、ヤフオクで手に入れたのですが、中古と言っても去年の12月に買ったばかりだそうで、それも、管楽器奏者なら誰でも知っているという石森楽器で、4台の中から一番良い物を買ったそうです。

僕の手に入れたのが5月ですから、半年しか経っていません。傷一つなくぴかぴかで新品同様です。
何故これが落札者が僕一人だけだったのか不思議なくらいです。
  石森楽器は売りに出す物は全て一から調整しているような所なんで、それもそこから選んで買った楽器、これは出品者の方も書いてましたが、まさに新品を買うより良いですね。

そんな素晴らしい楽器なんですが、これは僕の所に来るべきしてきたのでしょうかねえ。 (笑)

ところが、ところが、うちに来て早速公園で試奏してから磨いていたんですが、ベルの所に引っ掻き傷を発見。
これは来た直後にはなかったもの。
どうも楽器を拭いてるときに袖のボタンで引っ掻いたらしいんです。
まさに、やれやれですが、やってしまった物は仕方ありません。どうせいずれは傷つくんですから。

さて、それでレポートですが、さすがにヤマハの上級モデルだけ有って、丁寧な作りがしてあるのが一目で分かります。
これは今までの中国、台湾の物がおもちゃに見えるくらいに細かい所まで気を入れて作られていますね。
そして吹いてみて、驚くことに大変キーが軽い。
これは、前のジュピターのもそうだったんですが、早いフレーズに全然遅れることなくキーが動きます。

ジュピターのは本体自体も軽かったので、音も凄く軽かったんですが、このYTS−62は、ずっしりと重く、音も深みがありますね。

 基本的に音はヤマハ独特の明るい音ですね。
これはジュピターも明るい音でしたが、上に書いたとおり根本的に違うものですね。
ただ、僕自身のマウスピースは開きが大きくとても暗い音なんで、丁度良い感じかと思います。

感覚的に言うと、マニュアル車からオートマティック車に乗り換えたった感じですね。大変操作性が優れてると思いました。

それと、さすがに選定したと言うこともあるのか、音が凄く大きいです。

出品者の方は、アメセル(アメリカ製セルマー、詳しい説明は省きますが、要するにプロ用のビンテージです。)のサブとしてこれを買ったらしいのですが、その方が言うにはアメセルの1.5倍の音量があると言うことでした。

僕自身も、ジュピーターの物と比べるとそれくらいの差があるのではと感じます。

最低音から最高音まで素直に響き、ピッチもとても良いです。最近のセルマーの物は、これも出品者の方(プロの方かと思われるのですが・・・)に言わせると高音に行くほど高くなってだめだそうです。

ですから、ジュピターのようにセルマーコピーの楽器は全てそう言うタイプですね。実際そうでしたが。

とにかくこれは吹いてて楽しいですね。

今のところ、練習スタジオにはジュピターを持って行って、これは本番で使おうと思ってるんです。

と言うのも僕はスタジオではサックスを首から提げて動き回るので(コンソールを調整したりして、)ぶつけるおそれがあるんですよ。
現に、ジュピターのは、ギターアンプの角にぶつけましたし。

MOJOのliveでデビューの予定でしたが、ご存じのように、事故で肩を痛めたので、少しでも負担をなくすように軽いジュピターの楽器に変えたんです。

今のところ、10月の市民音楽祭で使おうと思っています。皆さんもこの楽器も見に来て下さいね。

 

 

ぴかぴかのYTS−62。国産の彫刻入りの楽器が欲しかったんですよ。(^_^)

 

おまけ: 最初の写真、左側の水槽は、うちの可愛い金魚たち。その隣は、25年は持っている福助。下にあるのは公園に練習に行くときに持って行くラジカセですね。

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