これは、正確には『カルトGSコレクション』シリーズでは無いのですが
(どうもこの頃から『GS』再評価の空気が出てきたようなんですが)
このCDに収録されていた曲が、GS時代をリアル
タイムで経験しクラスでも有名なGS博士だったと
言う、私の自負心を粉々に砕き、飽くなき『カルト
GSコレタター』への道を歩ませることになったの
です。
さて、その一曲とは何を隠そう(隠す必要は無いけど)
『美しい愛の悲しみ』(作詞、林春生 作曲、村井邦彦 唄、江田聖明・ザ・プレイズ)
と言う曲です。
もうイントロから凄いんです。
♪チャ〜リラチャララ〜、とクラリネットが入ってきます。まあ、GS物にはオーケストラ
を使った曲は多いですが、 小さくてすみません。
いきなりクラリネットは凄いです。そして、絶妙のタイミングで
ティンパニーが♪ドドドン!と入ります。
その後にボーカルが続くんですが、この詩がまた淒い!
自己陶酔の極致とでも言うべき無内容さです(褒め言葉です、念のため)。
極めつきはサビの部分の♪ラブミィー!君さあ〜♪のところです。もう、ステージが
目に浮かんできます 。
キャー!!というファンの絶叫が聞こえてきます。失神寸前!てなもんです。
(だけど、これってステージングとか考えてないよなー…バンドの音が全然入って
ないもの− レコードプレーヤーの前で失神したのか?当時のファンは…)
てな訳で、とんでもない世界が『GS』にはあるんだと気付かされた私では
ありました。
まあ、例えて言えば 『浅草花屋敷』をもってアミューズメントパーク通と
言っていたのが、『東京デイズニーランド』に行って初めて世界の広さに
気付いたというか…否、これは逆ですね。
『TDL』的アミューズメントパーク思想が『AHY』によって革命された訳です。
似後、私の『GSコレクション』はひたすらBC級に向うことになったのです。
以下次号!{次号があればの話ですがね(:;)}
*『美しい愛の悲しみ』は今やカルトGS通にとっては、メジャーな存在に
成り下がってしまいました…。
文 写真提供: 秦 義人