「楽器は道具である」、これは私の先輩で所沢ピカ一のブルースマン。小野アキラさん
(名取ヨシヒデとシーホークスのサイトにHPあります。)の言葉ですが、私ももっともだと
思いますので使わせていただく事にしました。
そこで、ここでは私の道具たちをプロフィールを交えて紹介したいと思います。
色々、苦言もありますが可愛さ余って…ってとこですね。
まず、尺八とケーナ。
尺八は以前「シーホークス」のリハーサルスタジオ
エイトビート(名取さんの自宅にある)に行った時に
片隅に、尺八が置いてありました。(後で調べたの
ですが昭和初期に多数作られた廉価版で、1本の
竹で出来ているものでした。)この時、寺内タケシ
会長の「白鳥の湖」をコピーしようと思い、借りて
練習してみたのですが…
尺八は、子供の時に親父が竹やぶから竹を
切ってきて尺八もどきを作ってもらったことがあり、その時は鳴ったと思ったんです
が、いざ本格的なものをやろうとしたら、これがなかなか鳴らなくて。
1ヶ月くらい奮闘した結果何とか出るようになりました。そこで、自分のものが欲しく
なり、まず、頭に浮かんだのは「骨董市」。
確か以前に売りに出されていたのを思いだし、川越の「骨董市」(毎月28日に喜多院
のそばでやってます。なかなか面白いですよ。)にでかけました。
案の定、何本か有りましたが一番高価そうな物(例の廉価版の物でなくて)を探した
のがこれでした。
でも、吹き口の所が欠けていて、おまけに出口の所がかなり虫食いにあって
いました。
そこで、おやじに交渉。8000円と言っていたのを5000円にまけさせました。
この後に書きますが、吹き口の損傷は管楽器にとっては致命的なのでどうかなと
思いおやじには「こんなの鳴らないよ」と言って買ったのですが、後からこっそり
影で吹いて見たら何とか鳴ったのでラッキー!と思い、うちに帰ってから吹き口を
削って直しました。(水牛の角で出来ているのです。)あと、出口の所はプラモデル用
のパテで埋めて磨き、プラカラーで着色しました。(プラモデルの世界ですね。)
最初は和楽器の店に修理を頼もうと思ったんですが、尺八自体の値段を聞いて
びっくり! 30万円位するんですよ(竹のものだと、木製でも5万くらい)5000円なら
文句言えないですよね。何かおやじには気の毒だったかなあ。(~_~;)
と言う事で何とか見かけは良くなったのですが、いかんせん吹き口が大きくなって
いるので、若干音の出が鈍いようです。
結局、「白鳥の湖」はやらなかったんですが尺八の音の魅力には魅かれました。
この音は、本当に竹ならではの音(篠笛、竜笛もそうですが)で、年を経てから
尺八を始める人が多いそうですが、日本人の心って言うと大げさですが、まさに
大人の音でしょうか。
ケーナは、私の実家(岐阜)の近くに有る「リトル・ワールド」
http://www.meitetsu.co.jp/little/index-j.html のペルー館で買いました。
確か1000円くらいだったと思います。
値段的にもおもちゃなので、さすがに音の出は悪いです。
おまけに私が、ああでもない、こうでもないと、吹き口を削ったので(私の悪い癖)
よけいに悪くなったみたい。削ってから気づく私は猿以下ですね。(~_~;)
その後、他の楽器屋さんで、ちゃんとしたものを試奏した所、鳴りもちゃんと
してるのでいつかまた、「リトルワールド」に行ってプロ用のもの
(8000円くらいだったかな)を買うつもりでは有ります。
あと、民族楽器屋さんが言っていたのですが、まずケーナを買った人は9割が
「コンドルは飛んで行く」を吹くそうです。私もやりました。(^。^)